このページでは、スティーブン・R.コヴィーさんの「7つの習慣」をもとに、7つの習慣を自分のものにするために必要なことを考えていきます。
このページは、第7の習慣「刃を研ぐ」です。
最初のページに7つの習慣を自分のものにするために大切なことを書いています。まだ、お読みになっていない場合は、そちらも参照頂けると、うれしいです。
第7の習慣「刃を研ぐ」
第7の習慣は「刃を研ぐ」です。
第7の習慣は、肉体・心・知性・人間関係の4つの観点で、バランスよく自分をみがいていく習慣です。
自分自身を刀という道具に見立て、刃を研ぐことによって切れ味を保ちます。必要な時に「錆びてしまって切れない!」ということがないように、日々手入れを行います。
肉体をみがく
肉体的側面で自分をみがくというのは、自分の肉体に気を配り、大切にすることです。
からだに良いものを食べ、十分な休養をとってリラックスし、定期的に運動します。
からだを動かすのは、最初はめんどくさいなと感じるかもしれません。そんな時は、第1の習慣で身につけた主体性を思い出しましょう。
めんどくさいなと感じた時は「自分から動くんだ!」という気持ちでやり始めてください。まずは1日から始めてみて、それを習慣にしてしまえば、めんどくさいと思うこともなくなります。
心をみがく
心は、自分自身の核となる部分であり、極めて個人的な部分です。
ですので、心をみがく方法は人によって、全く異なります。音楽を聴いたり、自然の中でリラックスしてみたり、人によっては、都会の喧騒の中で気持ちが落ち着く場合もあるかもしれません。
自分自身のこころがホッと落ち着く場所や行為を見つけて、それに費やす時間をつくりましょう。心を鎮めて、自分らしさを取り戻してください。
心の平静を保つことができれば、第2の習慣で身につけた自分の人生を引っ張っていく力をレベルアップさせることにもつながっていきます。
知性をみがく
知性をみがくというのは、継続的に学んで知識を増やしたり、いろいろな体験をしたりして、自分で考える力をつけるということです。
いろいろな人のさまざまな考え方を知り、自分自身の考え方を客観的に見つめなおしましょう。自分の考えにはなかった新たな発想が見つかります。
知性をみがくことによって、第3の習慣である最優先事項を優先する習慣を深めることができます。
知性をみがくことによって、自分が何を優先して、どう取り組んでいけばよいのか、第2領域が明確になっていきます。
人間関係をみがく
人間関係は日常的に周りの人たちと接することによって、みがいていくことができます。
周りのひとたちと接する時は、これまで学んだ第4~6の習慣を活用してみましょう。
相手との意見が違う時は、第4の習慣でWin-Winの関係になるように努力する、自分の意見を言う時は、第5の習慣でまずは相手の理解に徹する、そして最後に、第6の習慣でシナジーを起こす。
最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、練習と思って続けていけば、少しずつ自然とできるようになっていきます。
良い結果を出したいなら、自分をみがく!
人は誰でも最終的になんらかの「良い結果を出したい!」と願っています。
ただ「良い結果を出したい!」と焦ってしまい、自分みがきを怠っていたら、良い結果は生まれません。
自分自身をみがくというのはとても時間がかかりますが、時間をかけた分必ず自分に返ってきます。
良い結果を出したいのなら、自分自身にはどんな能力が必要なのか、どんなことをやらなければいけないのかを考え、日々、自分をみがいていきましょう。