エクセルでChatGPTを利用する方法のひとつにエクセルのアドイン機能「ChatGPT for Excel」を利用する方法があります。
このページでは、「ChatGPT for Excel」の利用するために必要な設定を説明しています。
利用できるエクセルの環境
MicroSoft365、もしくは、オンライン版のエクセルにおいて「ChatGPT for Excel」を利用できます。
アドインの入手
まずは「ChatGPT for Excel」のアドインを入手する必要があります。
エクセルを起動し「挿入」タブの「アドインを入手」をクリックします。
検索窓で「ChatGPT」で検索すれば、「ChatGPT for Excel」が出てきますので、「追加」ボタンを押してください。
続行をクリックします。
追加が完了すれば「ChatGPT for Excel」が表示されます。
OpenAIのAPIキーを入手
次に、OpenAIのAPIキーを入手する必要があります。
APIキーとは、ChatGPTの機能にアクセスするための証明書のようなもので、個人や企業ごとに発行されます。
また、ChatGPTの無料期間が過ぎた場合は、利用するたびに利用料がかかりますので、ご注意ください。
OpenAIのAPIキーの入手方法は、以下のページにまとめてありますので、ご参照の上、入手をお願いいたいます。
APIキーのセット
APIキーを入手したら「ChatGPT for Excel」にセットします。
「ChatGPT for Excel」をクリックし、APIキーをセットし「Save」をクリックしてください。
「CONGRATULATIONS!」と出力されれば、キーが保存されました。
ただ、無効な古いキーを入力しても「CONGRATULATIONS!」と出てたので、有効なキーが正しくセットされてるかどうかは、実際に関数を利用して確認したほうがいいです。
実際に関数を利用する
ChatGPTに質問する「ASK」関数を利用します。
関数の使い方は、エクセル関数と同じです。セルの中に「=AI.ASK()」のような形式で、関数を記述します。
今回は「=AI.ASK(“ChatGPTとはなんですか？”)」と聞いてみました。
数秒間「#Bビジー！」と表示された後で、問題なくChatGPTからの回答がセルに出力されました。（「#Bビジー！」は、ChatGPTに問い合わせ中です）
無効なAPIキーの場合
無効なAPIキーを入力していた場合は、出力結果として以下のエラーメッセージが出力されます。
このエラーメッセージがでた場合は、現在も有効なAPIキーかどうかを確認しましょう。
ERROR: OpenAI API error (code 401) – Incorrect API key provided
他の関数を利用する
他にも以下の関数がありますので、次のページで勉強していきたいと思います。
= AI.ASK: Get answers to your questions
（質問する）
= AI.LIST: Generate list outputs in rows
（リスト形式で回答をもらう）
= AI.FILL: Fill incomplete ranges
（パターンを予測して表示する）
= AI.EXTRACT: Extract specific types of data
（指定フォーマットの文字を抽出する）
= AI.FORMAT: Converts text to a specified format
（指定フォーマットで表示する）
= AI.TRANSLATE: Translate text from one language to another
（他言語に翻訳する）
