陽占の中央、北方、東方、南方、西方に出現する十大主星は、その人の性格を強く表しています。
このページでは「禄存星」が陽占の中のどの場所に現れるかによってどんな違いがあるのかを見ていきます。
基本的な十大主星の位置と性質
十大主星は、現れる位置でそれぞれ違いがあります。
中央は「自分の本質」、北方は「親や目上に見せる顔」、東方は「社会に見せる顔」、南方は「子供や目下に見せる顔」、西方は「家庭に見せる顔」となっています。
この性質を「禄存星」に当てはめると、以下のようになります。
禄存星を持っている人は、人を助けることに、喜び・生きがいを感じることができます。周りの人に愛を注ぐことで、満足する生き方ができるようになります。
ただし、自己への愛が強くなると孤立しやすくなるので、自己顕示欲の出しすぎには注意しましょう。
中央に「禄存星」がある場合
中央は、「自分自身の本質」を表しています。
禄存星を持つ人は、義理人情に厚く、人に頼まれると損得抜きで、引き受けてしまうきっぷの良さが特徴です。
身内と他人を区別することなく、すべての人に平等に愛を注ぐことができる人です。その根底にあるものは、周囲の人たちをすべて惹きつけたい自己顕示欲です。
また、お金は貯めるより使うタイプです。100万円入ってきたら、100万円使ってしまうような出入りの激しい回転財になります。
一生を通して、お金に苦労することがありませんので、お金が無くなったら、また入ってきます。そして、またそれを使ってしまうことの繰り返しです。このきっぷの良さも魅力となって、人を惹きつけていきます。
北方に「禄存星」がある場合
北方は、「親や目上に見せる顔」を表しています。
大きな包容力をもっています。
自分にそれなりの力量があれば、気前よくお金を使いますが、力量が乏しければ、同情で人を惹きつけようとします。お人好しで目立ちたがり屋ですから、人気者でないと満足しないタイプです。
東方に「禄存星」がある場合
東方は、「社会に見せる顔」を表しています。
自分をアピールするために誰にでも愛を注ぐ傾向にあります。恋人や家族だけでなく、他人にも同じように愛を注ぎますので、八方美人と思われてしまいます。
仕事を愛する気持ちも強いので、金運にも恵まれるタイプです。
南方に「禄存星」がある場合
南方は、「子供や目下に見せる顔」を表しています。
困っている人を見かけると、黙って見過ごすことができないタイプです。
愛の対象は、徐々に広がっていき、最初は家族だけでしたが、家族を取り巻く学校、地域社会など、対象がどんどん広がっていきます。
宗教的な博愛主義者です。また、熱心さが度を過ぎると、家族からの避難も浴びてしまいます。
西方に「禄存星」がある場合
西方は、「家庭に見せる顔」を表しています。
愛する人には、一生懸命尽くすタイプです。言葉で言うよりも黙って愛情を注ぐ行動派です。
相手に喜んでもらうことで、存在価値を再確認しています。自分が必要とされていないと感じたら、次の相手を探し、自分の存在を常に認めてもらいたいと思っている人です。