陰陽五行の世界
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🜍陰陽五行・在り方

陰陽五行とは

2023年3月4日

陰陽論と五行論、ふたつの思想から成り立つ陰陽五行。森羅万象の流れを読みとくこの智慧は、自分の特性や生きる目的を見つめ直すための、静かな手がかりとなります。

陰陽五行とは

東洋の古代哲学に源を発する陰陽五行は、「陰陽論」と「五行論」という、ふたつの思想が組み合わさって成り立っています。古代中国では戦の軍略として用いられてきたこの智慧は、現代においては、世の中を生きやすくするための処世術として、静かに受け継がれてきました。

陰陽五行を学ぶことで、自分自身が持つ才能や資質、そして生きる目的が見えてきます。森羅万象の流れを読みとる眼差しが、日々の選択を、自然と導いてくれるようになります。

陰陽論 ― 万物を陰と陽のふたつで捉える

陰陽論は、古代の東洋哲学のひとつであり、中国殷の時代に成立した「陰陽論」と、春秋戦国時代の「万象学」が骨格となっています。

自然界に存在するすべてのもの、いわゆる森羅万象を、「陰」と「陽」というふたつの要素で捉えるというのが、陰陽論の根本的な発想です。

ここで大切なのは、「陰」と「陽」は、決して優劣や良し悪しを示すものではないということです。両者はあくまで対をなしており、ふたつが揃ってこそ意味があると考えられています。どちらか一方が欠ければ、もう一方も存在し得ません。陰と陽は、互いに支え合い、補い合うことで、世界を成り立たせています。

陰陽の関係性

五行論 ― 木・火・土・金・水の五つの要素

五行論は、自然界に存在するあらゆる事象を、木性・火性・土性・金性・水性の五つに分類して捉える考え方です。

天上の世界には五惑星、地上の世界には五元素、地球には五大陸と五海洋。私たちの肉体には五臓があり、方角は東西南北中央の五方向で示されます。古来より、自然界のさまざまな事象は、この五つの要素によって整理されてきました。

五行の関係図

五行の各要素には、それぞれ固有の性質が対応しています。

性質 方角 本能 色 臓器
木性 東 守備本能 青・緑 肝臓
火性 南 伝達本能 赤 心臓
土性 中央 引力本能 黄 脾臓
金性 西 攻撃本能 白 肺
水性 北 習得本能 黒 腎臓

五行論では、この五つの性質をベースとして、「十干」と「十二支」というふたつの概念を用いることで、それぞれの性質を、より具体的にイメージしやすい形へと展開していきます。

十干 ― 空間と精神を表す

十干(じっかん)は、空間や精神を表すものとされ、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)という、十の名称で示されます。

それぞれの干には、独自の解釈や空間的なイメージが結びついています。たとえば「甲」は、どっしりとした巨木がまっすぐ立つ姿。「乙」は、地面に生える草が、曲がりくねりながらもしぶとく根を張り続ける姿。そのように、自然の中の風景として捉えることができます。

十干 読み 解釈 空間イメージ 性質 陰陽
甲 こう 直 巨木・大木・樹木 木性 陽
乙 おつ 曲 草木・枝・苔 木性 陰
丙 へい 明暖 太陽・巨火・強烈光 火性 陽
丁 てい 孤明 灯火・ロウソク・火薬 火性 陰
戊 ぼ 不動 山岳・高山・山脈 土性 陽
己 き 広平 平地・田畑・広場 土性 陰
庚 こう 鋭剛 岩石・鉄鉱石・剣 金性 陽
辛 しん 柔鋭 宝石・小石・砂利 金性 陰
壬 じん 流動 大海・大河・塩水 水性 陽
癸 き 暗流 雨露・雲・真水 水性 陰

十干それぞれに、自然空間が割り当てられていることで、私たちはその干の世界観を、心の中で具体的に思い描くことができます。

十二支 ― 時間と現実を表す

十二支(じゅうにし)は、時間や現実を表す概念であり、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)という、お馴染みの十二の支によって示されます。

十二支のそれぞれには、方向、季節感、そして時間の概念が割り当てられています。

十二支 読み 性質 方向 季節
子 ね 水性 北 真冬
丑 うし 土性 北 晩冬
寅 とら 木性 東 初春
卯 う 木性 東 仲春
辰 たつ 土性 東 晩春
巳 み 火性 南 初夏
午 うま 火性 南 真夏
未 ひつじ 土性 南 晩夏
申 さる 金性 西 初秋
酉 とり 金性 西 仲秋
戌 いぬ 土性 西 晩秋
亥 い 水性 北 初冬

十二支は、季節と方角を示すと同時に、時間の流れをも表しています。「子」は夜中の零時、「午」は昼の十二時を指すように、時刻の表現にも古くから用いられてきました。それぞれの支がどの季節に位置するのかを知ることで、自然のめぐりを、より身近に感じられるようになります。

十二支の方向と季節

陰陽五行を、人生に活かす

陰陽五行を学ぶことで、自分がどのような特性や資質を持って生まれてきたのか、そして本来は何のために生きているのかを、改めて見つめ直すことができます。

知らないままでは、人生の流れに翻弄されるばかりかもしれません。けれど、自分自身を映し出す鏡として陰陽五行を持つことができれば、日々の選択は、静かに変わっていきます。

陰陽五行を学ぶのページでは、サンプルの鑑定表をもとに、ひとりの方の特性・資質・そして生きる目的を解説しています。今、生き方に迷いを抱えていらっしゃる方は、どうぞご一緒に学んでみてください。

陰陽五行表のサンプル