陰陽五行の世界
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🜍陰陽五行・在り方

陰陽太極図 ― 陰と陽の移り変わりを描く図

2023年5月15日

陰陽を表す太極図には、陰と陽が互いに移り変わりながら世界を成り立たせるという思想が込められています。図に込められた意味を、ひとつずつ紐解いていきます。

陰陽太極図 ― 陰と陽の移り変わりを描く図

東洋思想に親しむと、必ず目にすることになる陰陽の図。あの黒と白が渦を巻くような、印象的なマークには、陰陽太極図(いんようたいきょくず)という名前があります。

このページでは、陰陽太極図に込められた考え方と、その意味について、ひとつずつ紐解いていきます。

陰と陽の移り変わりを表す

陰陽太極図は、陰と陽が互いに移り変わってゆく姿を、ひとつの図に描いたものです。

陰陽というふたつの要素は、決して優劣や良し悪しを示すものではありません。両者は対をなしており、ふたつが揃ってこそ、はじめて意味を持つと考えられています。どちらか一方が欠ければ、もう一方も存在し得ません。

陰陽太極図

詳しくは、陰陽五行とはのページをあわせてご覧ください。

陰陽太極図において、**黒は「陰」**を、**白は「陽」**を表します。

陰陽の移り変わり

最も白く広がっている上部は、陽が極まっている状態を示しており、季節でいえば夏至にあたります。そこから少しずつ陰が入り込んで秋へと移り、やがて陰が極まると冬になります。冬を超えると、再び陽が芽吹いて春が訪れる、という具合に、陰と陽は絶えず入れ替わりながら循環していきます。

陰陽太極図は、この陰と陽が、互いにバランスを取り合いながら静かに移ろっていく様子を、一枚の図として描いたものなのです。

黒と白の点に込められた意味

太極図をよく見てみると、白の中に小さな黒い点、黒の中に小さな白い点が描かれています。

これらは、それぞれ**「陽中の陰」「陰中の陽」**と呼ばれています。

陽が最も極まったときでも、必ずどこかに陰は存在する。逆に、陰が最も極まったときでも、必ずどこかに陽は存在する。そんな世界の在りようを、ふたつの小さな点が、静かに語りかけてくれます。

「どんなことであっても、百パーセントに偏ることはない」。陰陽の智慧の根源にある、ひとつの真理が、この点に込められているといえます。