このページでは、スティーブン・R.コヴィーさんの「7つの習慣」をもとに、7つの習慣を自分のものにするために必要なことを考えていきます。
このページは、第6の習慣「シナジーを創り出す」です。
最初のページに7つの習慣を自分のものにするために大切なことを書いています。まだ、お読みになっていない場合は、そちらも参照頂けると、うれしいです。
第6の習慣「シナジーを創り出す」
第6の習慣は「シナジーを創り出す」です。
自分と相手でシナジーを創っていくということですが、そもそも、シナジーという言葉自体をちゃんと理解していませんでしたので、「シナジーとは何か?」」から考えてみたいと思います。
シナジーとは?
「シナジー」とは日本語で「相乗効果」や「共同作用」という意味で、複数の人やモノ、考え方などがお互いに作用し合うことで、今以上に機能や効果を高めることをいいます。
単なる融合ではなく、お互いに作用しあって高まっていかなければ「シナジー」とは言えません。
図で書くと、以下のような形です。
シナジーとは、自分の案も相手の案も伸ばした延長上で形成していきます。結果、自分の案も相手の案も両方を高めあった「第3の案」のような大きな三角形となります。
相手と意見が違えば違うほど、シナジーは大きい?!
誰かとシナジーを起こす時は、その人との意見が違えば違うほど、大きなシナジーを生み出せるチャンスとなります。
自分と相手の案が似通っている場合、話はうまくまとまるのですが、シナジー効果はそれほど生まれていません。
まったく違った意見を持った人同士が集まった時こそ、大きなシナジーが生まれやすいです。ですので「話が合わない人たちばっかりだなぁ」と感じた時は、逆に「これは大きなシナジーのチャンスだ!!」と考えると、前向きに物事を進めることができますね。
シナジーを起こすと強く意識する!!
シナジーを起こすのは大変です。なぜなら、自分自身の持つさまざまな要因でシナジーを抑え込もうとしてしまうからです。
シナジーを起こそうとすると、相手と意見を戦わせたりしなければなりません。なかなか人と意見交換するのは面倒だったりします。
相手に負けたくないと思うプライドがあったり、こっちの意見を言ったときに批判されてしまうんじゃないか?という怖さもあると思います。
こういったシナジーを抑え込もうとする力に負けてしまうとシナジーは起きません。
シナジーを起こす時は「シナジーを起こすんだ!!」という強い意識を持ちながら、相手とコミュニケーションをする必要があります。
お互いの意見を尊重し、相手を信じ、もっと良い結果を出したい!と願い続けることで、シナジーは生まれていきます。