このページでは、スティーブン・R.コヴィーさんの「7つの習慣」をもとに、7つの習慣を自分のものにするために必要なことを考えていきます。
このページは、第3の習慣「最優先事項を優先する」です。
最初のページに7つの習慣を自分のものにするために大切なことを書いています。まだ、お読みになっていない場合は、そちらも参照頂けると、うれしいです。
(目次)
第3の習慣「最優先事項を優先する」
第3の習慣は「最優先事項を優先する」です。
これは、言葉の通りっぽいですね。最も優先する事柄を決めて、それを優先的にやるといった感じですね。
どうでもいいことで忙しくなってない???
世の中を生きていると、自分にとって大事なこともあれば、どうでもいいこともあります。
みなさまは、自分にとって大事なことを見極めて、優先的に実行してますでしょうか?
第3の習慣では、自分にとって一番大切なことを見極め、それを優先して実行する習慣を身につけていきます。
行動を4つの領域に分けて考える!
自分にとって一番大切なことを見極めるためには、行動を4つの領域に分けてみると考えやすいです。
「緊急かどうか」「重要かどうか」の2軸でわけています。
ぜひ、ご自身の行動をこの4領域に分けてみてください。
第1領域:緊急であり、重要でもあること
この領域に入ってくる事柄は、重要顧客トラブル対応とか、ケガをしてしまっての緊急入院とか、問答無用で行動しなければならないような事柄です。
緊急性もあり、重要な事柄です。
第2領域:緊急ではないけど、重要なこと
この領域に入ってくる事柄は、将来のための勉強とか、自分の今後についてゆっくり考えるとか、毎日の睡眠や体力づくりなどです。
それほど急ぎではないけど、あなたにとって重要な事柄です。
第3領域:緊急ではあるけど、重要ではないこと
この領域に入ってくる事柄は、友達からの急なお誘いや頼まれごとなどです。
急ぎではありますが、あなたにとってはそれほど重要ではありません。
第4領域:緊急でも重要でもないこと
この領域に入ってくる事柄は、長い時間友達としゃべっていたり、メールしていたり、ボーっとテレビを見たりしているような事柄です。
急ぎでも、重要でもありません。
第2領域の行動を大切に!充てる時間も増やす!
この4つの領域の中で、自分にとって、最も大切なのは、第2領域です。
急ぎではないけど、あなたにとって重要な事柄です。
第2領域はやってないからといって、誰かから催促されるわけでもありません。
自分自身でやる!と決めて行動し始めないと、いつまでたっても変わりません。
ぜひ、第2領域に分類した行動を大切にして、意識的に時間を増やしていきましょう!
第2領域を増やす方法、その他領域を減らす方法
第2領域を増やすといっても、どうやって増やせばいいんでしょう?
第2領域を増やすために、他の領域を減らす方法をご紹介いたします。
娯楽の時間を少しずつ短くしていく!
第4領域の時間は、おしゃべりしたり、テレビを見たりと、娯楽の時間が多いと思います。
娯楽の時間をゼロにするのは、なかなかキツいと思いますので、少しずつでも減らしていきましょう。
今まで、60分テレビを見ていたのなら、最後の10分のコマーシャル部分でやめるとか、友達との長いおしゃべりも少し沈黙が続いたら、やめてみるとか、なにかをきっかけにちょっとずつ時間を減らしていきましょう。
人からの頼まれごとを思い切って断ってみる!
第3領域の時間は、人からの頼まれごとから発生していることが多いと思います。
断ることができない人にとっては、やりづらいかもしれませんが、思い切って断ってみるのも時間を減らす有効な方法です。
頼んでいる人も、断られたら別の人に頼むと思いますので、案外、困らないケースも多いですよ。
人に手伝ってもらう!
人に手伝ってもらうのも有効です。
ただし、人に手伝ってもらう場合、まず、これからやろうとしている行動が「自分でやるべき行動」か、「自分でなくても大丈夫な行動」かを考えてみましょう。
「自分でやらなくても大丈夫な行動」の場合は、どんどん人に頼んでみましょう。
うまく頼んでいければ、時間の削減もできますし、周囲との関係性も構築できますよ。
最優先事項を優先して好循環を創り出そう!
第2領域に時間を充てて、最優先事項を優先して取り組んでいくと、焦ってやることもなくなりますし、労働時間も減らせます。
体力や気持ちにもゆとりが生まれてきますので、重要なことの精度も高まってり、新たな発想が出てきたりと、好循環が生まれてきます。
この循環が生まれてこれば、毎日が大きく変わっていきますね。