DXとは、デジタルトランスフォーメンションの略で、
総務省の言葉では、
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
です。(引用:デジタルガバナンスコード2.0)
簡単に言うと「デジタル技術を使ったビジネス変革」のことです。
店舗をDXする場合の施策案を考える機会があったので、参考として残しております。どなたかの参考になりましたら、幸いです。
店舗でのDX施策案を考える
実店舗経営をしている場合、以下のようなDX案があります。
施策 | 目的 |
売上データのデジタル化 | ・いつ、何が売れたかのデータ採取 ・事務作業の効率化 |
予約システム/ 販売システムの導入 |
・顧客の利便性向上 ・顧客の連絡先データ採取(メアド、アプリID等) |
問い合わせ対応システムの導入 (チャットボット) |
・顧客の満足度向上 ・従業員の負担軽減 ・利用前顧客の生の声/疑問データ採取 |
アンケートシステムの導入 | ・顧客の満足度の確認 ・利用後顧客の生の声/改善事項データ採取 |
データの活用 (分析、告知) |
・集めたデータを分析し、新商品開発や改善に活かす ・顧客に対して、告知を行う |
売上データのデジタル化
いつ、何が売れたかのデータを採取する。
売上データを採取することで、どのような商品が売れているのかの傾向や、顧客データと組み合わせることによって、どんな属性の人が何のデータを購入しているかがわかる。
予約システム/販売システムの導入
サービス業の場合は予約システム、小売り業の場合は販売システムを導入します。
顧客の利便性向上の目的もあるが、顧客情報(メールアドレスやアプリID、性別、地域など)を採取します。
問合せ対応システムの導入
チャットボットなど、問い合わせ対応に自動応答してくれるシステムを導入します。
顧客の利便性向上、従業員の負担軽減の目的もありますが、利用者である顧客がどんな疑問を抱いているのか、どんなものを要望しているのか、等利用する前のお客さんの生の声をデータを採取します。
アンケートシステムの導入
商品利用後のお客さんの満足度を把握するためにアンケートシステムを導入します。
お客さんが満足しているのかどうかの把握、不満に感じている点、改善した方がいい点など、利用してもらったお客さんの生の声をデータとして集めます。
データの活用
これまで集めたデータを活用し、改善に活かします。
ここがDXの鍵になると思います。多くの企業や店舗では、せっかくデータが集まっていないのに、有効に活用されていないケースが多いです。
リピート率を上げたり、ページのデザインを変えたり、新しい商品を開発したり、様々な改善方法があります。