天中殺とは、空間を表す「十干」と時間を表す「十二支」の不自然融合状態を言います。
(天中殺は「空亡」と表すこともありますが、同じ意味です。)
このページでは、天中殺(不自然融合状態)とは何かを勉強していきたいと思います。
天中殺とは?
干支は十干と十二支の組合せ ⇒ 2つの「支」が余る
干支は、十干と十二支の組み合わせです。
10種類ある「干」と12種類ある「支」を組み合わせますので、必ず2つの「支」が余ってしまいます。
「干」は空間を表し、「支」は時間を表していますので、「支」が余っている状態とは、時間の概念は存在するのに実体として存在できる空間が無いという不自然な融合状態です。
この「支」が余った不自然な状態を「天中殺」と言います。
天中殺の種類は、全部で6種類
天中殺は全部で6種類存在します。
十干と十二支の組み合わせをどこから始めるかによって違っており、十干の「甲」を十二支の「子」から組み合わせ始めれば、十二支の最後の2つ「戌」と「亥」の組む相手となる十干が存在しません。この状態を「戌亥天中殺」と呼びます。
同じように十干の「甲」を十二支の「戌」から始めれば「申酉天中殺」、
十干の「甲」を十二支の「申」から始めれば「午未天中殺」、
十干の「甲」を十二支の「午」から始めれば「辰巳天中殺」、
十干の「甲」を十二支の「辰」から始めれば「寅卯天中殺」、
十干の「甲」を十二支の「寅」から始めれば「子丑天中殺」となります。
自分自身はどの天中殺に該当する?
自分自身がどの天中殺に該当するかは、自分自身が持つ日干支によって決まります。
以下対応表の中で自分の日干支を探してみてください。
表の左側に出ている天中殺があなたの天中殺です。
天中殺には、何が起きる?
天中殺は、空間「干」と時間「支」の不自然融合状態です。
天中殺の期間は、良いことも悪いことも際限なく発生します。天中殺には、どんなことが起きるのか、いつ気を付ければいいのかについて、次のページで勉強したいと思います。