Web3(ウェブスリー)とは、分散型インターネットのことで、ブロックチェーン技術を使って、ユーザーが自分のデータやコンテンツを自由に管理できるようにする構想です。
このページでは、現在のインターネットサービスであるWeb2.0との違いやWeb3の特徴に関して、わかりやすく説明しています。
Web3とは?
Web3(ウェブスリー)とは、分散型インターネットのことで、ブロックチェーン技術を使って、ユーザーが自分のデータやコンテンツを自由に管理できるようにする構想です。
Web3は、Web2.0と呼ばれる現在のインターネットとは違って、企業に依存しないで、個人間の取引やコミュニケーションができるようになると期待されています。
Web3のメリット
Web3のメリットは、色々なサービスからデータを利用できるようになることや、ユーザーが自分のコンテンツに対して利益を得られることです。
例えば、ブロックチェーンを使って、自分の作品や情報をNFTという形で売買できます。
NFTとは、非代替性トークンという意味で、デジタルアートや音楽などのオリジナルなコンテンツに固有の証明を付ける仕組みです。NFTによって、作品の著作権や価値を保護できます。
以下のブロックチェーン関連サービスの中にあるOpenSea(オープンシー)でも自身のアート作品を販売することができます。そういったサービスを利用し、個人が利益を得られやすくなっていきます。
今はOpenSeaが主流ですが、他のサービスでも同じアート作品(NFTがパブリックブロックチェーン上にあるため)を販売することができるようになります。
ブロックチェーン活用事例(NFT)
– Twitterの創業者ジャック・ドーシー氏が最初に投稿したツイートが約3億円で落札
– デジタルアーティストBeeple(マイク・ウィンケルマン)氏が作ったアート作品が約75億円で落札
– バーチャルシンガー初音ミクのデジタル絵画が約1億4000万円で落札
ブロックチェーン関連サービス
– Brave(ブレイブ)は、プライバシー保護機能を備えた次世代ブラウザで、広告を見ることで仮想通貨を受け取ることができる。
– OpenSea(オープンシー)は、NFTのマーケットプレイスで、デジタルアートやゲームアイテムなどを売買することができる。
– My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)は、歴史上の英雄や偉人をNFT化したキャラクターを使って戦うブロックチェーンゲーム
Web3のデメリット
Web3のデメリットは、技術的な難しさや規制の不透明さです。
Web3を利用するには、今のところ、ブロックチェーンや暗号通貨などの知識が必要ですので、一般人が利用するには、まだまだハードルも高いです。
また、Web3はまだ定義がはっきりしていない概念であり、法律や規制が追いついていません。そのため、投資や取引にはリスクが伴います。
Web3は、インターネットの未来を変える可能性がある革新的な構想ですが、まだ発展途上の段階です。