陽占の中央、北方、東方、南方、西方に出現する十大主星は、その人の性格を強く表しています。
このページでは「司禄星」が陽占の中のどの場所に現れるかによってどんな違いがあるのかを見ていきます。
基本的な十大主星の位置と性質
十大主星は、現れる位置でそれぞれ違いがあります。
中央は「自分の本質」、北方は「親や目上に見せる顔」、東方は「社会に見せる顔」、南方は「子供や目下に見せる顔」、西方は「家庭に見せる顔」となっています。
この性質を「司禄星」に当てはめると、以下のようになります。
司禄星は、継続が成功のカギとなる星です。
愛、精神、経済、知識など、ありとあらゆるものを蓄積することによって、社会的な信用・信頼を築きあげ、それが幸せとなっていきます。
中央に「司禄星」がある場合
中央は、「自分自身の本質」を表しています。
毎日を堅実に積み重ねていくタイプです。先々のロマンを抱くのではなく、今日一日を堅実に精一杯生きていきます。
無理せず、怠けず、コツコツと努力していきますので、良さがでてくるのには、少し時間がかかってしまいます。ただ、積み上げたものは、確実な信用となって、蓄積されていきます。
北方に「司禄星」がある場合
北方は、「親や目上に見せる顔」を表しています。
北方に司禄星がある人は、家庭第一の人になります。安全と安定を望み、激しい競争社会も避けたいと思っていますので、安定企業や公務員を職業として選びます。
不安を解消するために早めの結婚を望み、相手にも安定を求めがちです。
東方に「司禄星」がある場合
東方は、「社会に見せる顔」を表しています。
堅実で、真面目なタイプです。無駄遣いはしませんので、ケチに見えてしまいます。ただ、常識の範囲内で義理は、果たそうとしますので、本当のケチではありません。
堅実な商人のような働き方に向いています。
南方に「司禄星」がある場合
南方は、「子供や目下に見せる顔」を表しています。
とても几帳面で常識をわきまえた人です。几帳面すぎて、面白みには欠けてしまうかもしれませんが、誠実で、頼りがいのある人とも言えます。
無駄な出費はせず、合理的に物事を進めていくタイプですので、安心して、家庭を任せることができます。
西方に「司禄星」がある場合
西方は、「家庭に見せる顔」を表しています。
子供のため、老後のため、といざという時の準備のために貯蓄に励みます。
しっかり者のため、安心な人ですが、少し窮屈に感じるかもしれません。ただ、家庭第一に考えていますので、とても、安心感のある人です。