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【キャリアコンサルタント試験対策 理論家まとめ】 シャイン

キャリアコンサルタント試験を受験する際、たくさんの理論家が出てきて、覚えきれないと思います。

このページでは、主要な理論家の特徴をキーワードに絞って、まとめております。

特徴をうまくつかんで、受験に活かして頂ければ、幸いです。

このページは、シャインさんです。

 

キーワード

シャインさんのキーワードは、以下の6つです。

外的キャリア、内的キャリア
キャリアコーン
キャリアアンカー
キャリアサイクル
キャリアサバイバル

 

 

シャインさんのポイント

シャインさんは、組織開発の専門家です。

組織心理学という言葉を初めて使い、個人と組織の関係性に注目し、「組織内キャリア発達理論」という理論を提唱しました。

個人と組織のニーズを相互に作用させることを重要視している理論家です。

 

外的キャリア・内的キャリア

シャインさんは、キャリアを「内的キャリア」「外的キャリア」の2軸で捉えられると考えました。それぞれ、以下の特徴を持っています。

内容
外的キャリア 経験した仕事の内容・実績・保有資格など、
履歴書に記載することができる「客観的な」キャリア
内的キャリア 職業生活の歩みや自分なりの意味付け、価値観など、
「主観的な」キャリア

 

 

キャリアコーン

組織内キャリア発達を、円錐状の3次元モデルで表しました。この3次元モデルを「キャリア・コーン」と呼びます。

それぞれ、移動する方向によって、以下のような意味があります。

移動する方向 内容
垂直方向 階層の移動(昇進、降格など)
円周方向 職能・技能の移動(異なる部門への配置転換等)
中心方向 部内者化・中心性の移動
(特定部門のエキスパートになる、重要情報にアクセスできるなど)

 

 

キャリア・アンカー

キャリア・アンカーとは、その人が職業生活において、最も放棄したがらない欲求・能力などの自己概念のことを言います。その人が最も重要視しているもののことです。

キャリアアンカーには、8つのカテゴリーがあり、人によって、どれがキャリア・アンカーになるかは異なっています。

アンカー 内容
専門・職種別コンピタンス 特定の業界・分野で自分の能力を発揮する。自分らしさを確立することを重視する。
全般管理コンピタンス 組織内での管理・統率に力を発揮する。組織の期待に応えることを重視する。
自律/独立 ルールや規則に縛られず、自分のやり方で仕事を進めていくことを重視する。
保障・安定 雇用保障、年金などの経済的な安定を得ることを重視する。
起業家的創造性 新しいものを創り出すことやリスクを恐れず何かを達成することを重視する。
奉仕/社会貢献 教育や救済など人の役に立つことを重視する。
純粋な挑戦 解決困難と思われる難しい問題に挑戦、取り組むことを重視する。
生活様式 仕事、プライベート、家庭などのバランスを重視する。

 

 

キャリア・サイクル

シャインさんは、組織論ばかりでなく、人が生きている領域にも注目しています。

人が生きている領域を3つのサイクルに分け、それぞれ段階と課題を設定しました。そして、3つのサイクルは、相互に影響しあっていると考えました。

①生物学的・社会的サイクル
②家族関係におけるサイクル
③仕事・キャリア形成におけるサイクル

 

 

キャリア・サバイバル

キャリア・サバイバルとは、キャリア・アンカーによって明確化された個人のニーズと組織のニーズとマッチングさせ、実現していく概念のことです。

組織の職務と役割を分析し、現在・将来の職務や役割を理解することで、その人自身が戦略的にキャリアをプランニングしていくことができるとしています。

 

キャリアコンサルタント試験の運営団体

キャリアコンサルタント試験は、以下の2団体が運営しています。

日本キャリア開発協会(JCDA)
キャリアコンサルティング協議会

 

違いは、こちらのページにまとめてあります。