前回の企業型確定拠出年金の概要に続き、個別投資先について、説明していきます。
このページでは「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」について、説明します。
(目次)
何に投資しているのか?
「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」という商品名の通り、外国株式に投資しています。
そして、MSCI-KOKUSAIとは、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株の集合体ですので、アメリカ株だけを買うとか、イギリス株だけを買うとかではなく、世界全体に投資しています。
投資対象の国(上位TOP5)
アメリカで全体の70%を構成されています。先進国で構成されていますので、中国は入っていません。(2022年12月30日時点)
国 | 比率 |
アメリカ | 70.01% |
イギリス | 4.56% |
カナダ | 3.76% |
スイス | 3.50% |
フランス | 3.46% |
投資対象の会社(TOP10)
会社別で見ても上位は、アメリカの会社ばかりです。(2022年12月30日時点)
会社 | 比率 |
アップル | 4.36% |
マイクロソフト | 3.58% |
アマゾン | 1.62% |
アルファベット(グーグル) | 1.11% |
ユナイテッドヘルス | 1.04% |
アルファベット(グーグル) | 1.03% |
ジョンソンアンドジョンソン | 0.98% |
エクソンモービル | 0.95% |
バークシャーハザウェイ | 0.84% |
JPモルガン | 0.82% |
野村外国株式インデックスファンドは買っていいの?
確定拠出年金の主要な銘柄をピックアップし、調査してみました。
年金はお金の話なので、気にすべき点は「どれくらいもらえる金額が増えるのか?」と「手数料をどれくらい取られるのか?」の2点です。
どれくらいもらえる金額が増える?
未来のことは、誰もわからないので、過去この銘柄が登場して以来、どれくらい上がったのかの上昇率(年平均)を取ってみました。
野村外国株式インデックスファンドは、それぞれ、28.88%です。
このページを書いている2023年4月時は、アメリカ株や世界株式の株価が堅調だったので、上昇率もかなり高いです。単純計算で、1年に30%近くも値上がりしています。
将来もらえる年金も多くなりそうな気がします。
どれくらいの手数料を取られるのか?
手数料率は、銘柄ごとに決まっています。2023年4月9日調査時点では、野村外国株式インデックスファンドは、資産額に対して、年間0.1023%の手数料を取られます。
(確定拠出年金説明資料の「信託報酬」という欄に記載されています。説明資料をお持ちでしたら、確認してみてください。)
資産額は、人それぞれで違うので、一概には言えませんが、資産額120万円の場合だと、年間1,228円、定年までの期間を40年とすると、5万円くらいです。
人それぞれの感覚次第ではありますが、40年で5万円なら高くないと思います。
(120万円で試算した根拠:毎月5千円の拠出を40年間行うと、5,000円×12カ月×40年間=240万円。中央値の120万円で試算しています。)
ちなみに、わたしは野村外国株式インデックスファンドに全体の90%を充てています。