このページでは、デール・カーネギーさんの「道は開ける」の内容をもとに、人が生きていく上で持つ「悩み」の解決方法を学んでいきます。
マンガも入れてわかりやすく書かれている「13歳からわかる!道は開ける」も参考にしていますので、詳しく読みたひとい方はご参照頂ければ幸いです。
(目次)
「道は開ける」とは?
「道は開ける」は、1948年にアメリカのデール・カーネギーさんによって書かれた本です。日本をはじめ、世界各国でベストセラーとなっています。
この本のテーマは「悩み」です。
原題は「 How to Stop Worrying and Start Living 」で、訳すと「心配するのをやめて、生活する方法」ですので、悩みの解決方法を教えてくれる本ということがわかります。
人は生きている間に、さまざまな悩みにぶつかります。その悩みを解決するために試行錯誤しますが、その解決方法を探る手助けとなってくれる本です。
悩みに関する3つの基本事項
人は悩みがあると心が重くなり、なかなか前に進めなくなってしまいます。常に心のどこかに引っかかっており、やる気に満ちた日常を送れなくなってしまいます。
この厄介な悩みを解決していくためには「3つの基本事項」を知ることから始めなければなりません。
【基本事項1】今日一日を一区切りと考える
目の前の「今日一日」を一生懸命にやる
悩みは、将来や未来に関することがとても多いです。人は、未来を思い煩うことによって、自分自身で悩みを生み出しています。
ただ、残念ながら、人は未来をコントロールすることはできません。
コントロールできるのは、目の前の「今日」だけです。
今日一日に集中し、その中で、自分ができることを一生懸命やるしかありません。
コントロールできない「明日」にとらわれてはいけません。この考え方が悩みを解決する第一歩になります。
また、過去も同じです。過ぎ去った過去を後悔して悩んでもどうしようもありません。
過去も未来も切り離し、「今日」を一生懸命に生きるしかありません。
【基本事項2】最悪な事態を受け入れ、行動する
【基本事項1】は、悩みを生み出さないために今日一日を一生懸命に過ごすことを学びました。
【基本事項2】は、もし悩みが生まれてしまった場合への対処法です。対処法のキーワードは「最悪な事態」です。
①最悪な事態をイメージする
まずは、その悩みに関する「最悪な事態」をイメージします。より具体的に「最悪な事態」をイメージすることが大切です。
②最悪な事態を受け入れる覚悟を持つ
「最悪な事態」をイメージできたら、その事態を受け入れる覚悟を持ちましょう。
最悪な事態を受け入れる覚悟さえ持っていれば、その悩みも軽くなり、自分が直面している現実を見つめなおすことができます。
③最悪な事態を改善するために行動する
覚悟が持てたら、冷静になり、自分自身の悩みを分析することができます。
悩みを分析してみて、その最悪な事態を改善するための方法を考えましょう。そしてその方法を実際に行動してみましょう。
そうすれば、最悪な事態が発生することは無くなっていきます。
【基本事項3】悩みがもたらす悪影響を知る
悩みは、精神的な苦痛を与えるだけでなく、病気の原因となることを知っておく必要があります。
精神的な病気だけでなく、胃潰瘍・不眠症・高血圧・心臓病などさまざまな病気の原因となります。
ですので、わたしたちは、悩みや不安に対処し、そこから解放される方法を身につけなければいけません。
悩みを解決するテクニック
今回は、悩みに関する基本事項を学びました。次回は実際に悩みを抱えてしまった時に悩みを解決するための基本テクニックを学びます。