よく見かける陰陽を表す太極図には、意味があります。
このページでは、陰陽太極図の考え方・意味について、説明します。
とらくん
このマークは陰陽太極図っていう名前だったんだね!
陰陽太極図は、陰と陽の移り変わりを表す
陰陽太極図は、陰と陽の移り変わりを表しています。
陰陽とは、優劣や良し悪しではなく、ふたつが対になっているから価値があると考えられています。どちらかが存在しないと、もう片方も存在しないので、ふたつが揃って、意味があります。
【陰陽五行とは?】陰陽五行を学べば、今後の人生を改良するヒントが得られます!
そして、陰陽太極図の黒と白は、それぞれ、陰と陽を表しています。黒色は”陰”で、白色は”陽”です。
一番上の一番白色が多いところが最も陽が極まったときで、年で表すと夏(夏至)に当たります。
そこから徐々に陰が入ってきて秋になり、最も陰が極まったら、冬に移り変わり、また徐々に陽が入ってきて春になるという形で変遷していきます。
陰陽太極図は、そんな陰と陽がバランスを取り合いながら、移り変わっていく様子を描いています。
毘沙門天さん
夏も少しずつ涼しくなって秋に移り変わっていく、冬もちょっとずつ温かくなって春に移り変わっていく。図の中の面積が徐々に大きくなってくのはそれを表しているんだね。
黒い点と白い点は何?
黒い点と白い点は、それぞれ「陽中の陰」「陰中の陽」と呼ばれています。
「陽」が最も極まった時でも必ず「陰」は存在する。逆に「陰」が最も極まった時でも必ず「陽」は存在する。ということを表しています。
「どんなことでも100%に偏ることは無い!」ということを表すための点です。
うまくん
この点にもそんな意味があったんだね。必ず100%は無いっていうのは深い考え方だね!