一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、新しいことを始めるには、とても縁起の良い日です。
月によって異なりますが、ひと月のうちに5日前後ありますので、何かを始める予定があるなら、一粒万倍日を起点に始めてみると、物事がうまく運びます。
とらくん
一粒万倍日をうまく使って物事を始めると、良いスタートが出来そうだね!
一粒万倍日とは?
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは「一粒の籾(もみ)をまけば、万倍の稲穂が実る日」という意味の日です。
とても縁起の良い日とされており、新しい仕事を始める時や、プロジェクトの開始、結婚、引っ越し、買い物、財布の新調、投資などを始めるには最適な日です。
うまくん
新しく財布を買うのも金運がアップするよ!
一粒万倍日の決まり方
一粒万倍日は、二十四節季の節月と十二支の日付で決まっています。
例えば、二十四節季が立春~啓蟄の前日(新暦:2月4日~3月4日あたり)の間の、丑・午の日が一粒万倍日となります。その他の日は、以下表の通りとなります。
節月 | 二十四節季 | 十二支の日付 |
正月 | 立春〜啓蟄の前日 | 丑・午の日 |
二月 | 啓蟄〜清明の前日 | 酉・寅の日 |
三月 | 清明〜立夏の前日 | 子・卯の日 |
四月 | 立夏〜芒種の前日 | 卯・辰の日 |
五月 | 芒種〜小暑の前日 | 巳・午の日 |
六月 | 小暑〜立秋の前日 | 酉・午の日 |
七月 | 立秋〜白露の前日 | 子・未の日 |
八月 | 白露〜寒露の前日 | 卯・申の日 |
九月 | 寒露〜立冬の前日 | 酉・午の日 |
十月 | 立冬〜大雪の前日 | 酉・戌の日 |
十一月 | 大雪〜小寒の前日 | 亥・子の日 |
十二月 | 小寒〜立春の前日 | 卯・子の日 |
不成就日との関係
不成就日は、一粒万倍日の効果が薄れると言われています。
ただ、不成就日は、毎年同じ日付が繰り返し設定されているだけで、特に凶日の根拠もないようです。(例えば、旧暦の1月5日が不成就日なら、毎年の1月5日が凶日とされ、特にその日が凶日である根拠もない)
干支や五行の考え方も使ってなく、会津藩の暦に記載されただけで陰陽五行を重んじていた江戸幕府の正式な暦にも採用されていなかった日ですので、特に気にする必要はないと思います。
2023年の一粒万倍日
2023年の一粒万倍日は、以下の通りです。新暦の日付ですので、現在一般的に使っているカレンダー通りの日付です。
新暦月 | 一粒万倍日 |
1月 | 5日(木) 6日(金) 9日(月) 18日(水) 21日(土) 30日(月) |
2月 | 2日(木) 5日(日) 12日(日) 17日(金) 24日(金) |
3月 | 1日(水) 9日(木) 16日(木) 21日(火) 28日(火) |
4月 | 2日(日) 12日(水) 15日(土) 24日(月) 27日(木) |
5月 | 9日(火) 10日(水) 21日(日) 22日(月) |
6月 | 2日(金) 3日(土) 16日(金) 17日(土) 28日(水) 29日(木) |
7月 | 11日(火) 14日(金) 23日(日) 26日(水) |
8月 | 4日(金) 7日(月) 10日(木) 17日(木) 22日(火) 29日(火) |
9月 | 3日(日) 11日(月) 18日(月) 23日(土) 30日(土) |
10月 | 5日(木) 15日(日) 18日(水) 27日(金) 30日(月) |
11月 | 11日(土) 12日(日) 23日(木) 24日(金) |
12月 | 5日(火) 6日(水) 7日(木) 8日(金) 19日(火) 20日(水) 31日(日) |
毘沙門天さん
重要な契約の日付に設定しておくのもいいね!縁起の良い日は天赦日というあらゆる罪を許してくれる日もあるよ!