陽占の中央、北方、東方、南方、西方に出現する十大主星は、その人の性格を強く表しています。
このページでは「玉堂星」が陽占の中のどの場所に現れるかによってどんな違いがあるのかを見ていきます。
基本的な十大主星の位置と性質
十大主星は、現れる位置でそれぞれ違いがあります。
中央は「自分の本質」、北方は「親や目上に見せる顔」、東方は「社会に見せる顔」、南方は「子供や目下に見せる顔」、西方は「家庭に見せる顔」となっています。
この性質を「玉堂星」に当てはめると、以下のようになります。
玉堂星を持っている人は、生涯、学びの姿勢で生きていくとよいです。また、人を育てる才能がありますから、教育者として、成功することができます。
学問に常に触れておくことを意識していきましょう。
中央に「玉堂星」がある場合
中央は、「自分自身の本質」を表しています。
中央に玉堂星を持つ人は、育った環境が性格に刷り込まれているため、違った環境ではなかなか馴染むことができません。
本質は、物事を学習する習得本能を持ち合わせていますので、学問の世界で継続して研究できる場があれば、満足できます。知恵をつけるのは、とても上手ですが、実体験が伴わない場合もあります。
知恵をつけるだけでなく、実際の体験学習も積極的に取り入れていきましょう。
北方に「玉堂星」がある場合
北方は、「親や目上に見せる顔」を表しています。
純粋な学問や研究の世界で活躍できる人です。子供の頃の成績が良くなくても、大人になっていくにつれて、頭角を現します。賢く立ち回るタイプで、世渡り上手な人となります。
東方に「玉堂星」がある場合
東方は、「社会に見せる顔」を表しています。
学んだ学問が仕事に役立つ知恵として働きます。物事を論理的に考えることができますが、奇抜なアイデアは出てきません。
南方に「玉堂星」がある場合
南方は、「子供や目下に見せる顔」を表しています。
勉強家で研究熱心です。子供に対しても、教育熱心な親となります。母性本能が強くなりすぎますので、子供を溺愛しすぎないようにしましょう。
西方に「玉堂星」がある場合
西方は、「家庭に見せる顔」を表しています。
日常生活に役立つ知恵が働くタイプの人です。
ただ、伝統や形式にこだわりますので、堅苦しい雰囲気となります。配偶者や子供にも自分の考えを押し付けようとしますので、敬遠されやすい存在となってしまいます。