キャリアコンサルタント試験に向けて、勉強中です。
わたしは、リカレントのキャリアコンサルタント養成講座で学んでいますが、相談者との面談ロールプレイの実習(リカレントのカリキュラムでは「応用実習」と呼ばれています)が終わったので、面談時に個人的に気を付けたいと思ったことをまとめてみました。
キャリアコンサルタントの面談実習で、やり方に困っている方の参考になれば幸いです。
キャリアコンサルタント試験の面談実技試験
面談実技試験は、合計20分で行われ、受験者がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行います。
ロールプレイは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分という設定で行います。
ロールプレイでは、キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢でのぞみ、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答・プロセスが求められます。
面談が始まる前の心構え
相談者のことだけを考え、心をこめて聞くことを心掛ける。
目の前の人に集中する。
話が始まる前は、何も考えない。
先入観をなくす。事前に何か考えて、話の方向性を勝手に決めない。
まずは、相談者が話したいことを話してもらう。
来談目的を聞いた後は、相談者に話してもらうような感じで伝え返すだけ。
CC:『今日はどのようなご相談でしたか?』
CL:「〇〇の△△で□□について、相談に来ました。」
CC:『〇〇の△△で□□についてのご相談なんですね。』
で、一旦、待ってみる。話が始まらなかったら、
CC:『詳しく教えて頂くことは可能ですか?』
みたいな感じで、優しく話を促す。
決して、どれかに限定する質問はしない。
★〇〇、△△、□□の中で、どれが重要なのかは、相談者だけが知っている。
面談が始まったら
相談者が言われていることを、素直に、心をこめて、聞く。
目の前の人に集中する。
相談者の気持ちになる。
過去に自分が同じような体験があれば、その時の気持ちを思い出してみてもよい。
その時の辛さや楽しさなどの感情が共感できるはず。
同じ体験がなくても、どんな感情だったか、想像してみてもよい。
相談者にも感情を確認する。
共感した感情は、相談者にも確認する。
感情がつかめない場合は、どんな感情だったかを相談者に確認してみる。
確認することで、相談者がその時の感情を思い出し、話が深まっていく。
相談者を理解しようとしない。
相談者のことを理解しようとしていること自体、おこがましい。
相談者に教えてもらう気持ちで、聞き続ける。
自分が感じ取ったことは、相談者にも確認を取りながら、話を進めていく。
次の質問を無理に考える必要はない。
相談者が話されていることを素直に聞いて、
一番、悩んでいそうなところにフォーカスして、その部分を伝え返すだけでよい。
必要なことは、すべて相談者が話してくれる。
沈黙を恐れない。
相談者が何か考えている様子だったら、それをゆっくりと待ってあげる。
考えることに困っている様子だったら、相談者を助けてあげる気持ちで、話す。
「今、どんなことをお考えですか?」くらいでもよい。
その応答内容で、また、話を再開する。
相談者が話しにくそうな話題だったら、話題を変えてもよい。
話を変えたとしても、
根本的な問題がこの話題の中にあるのであれば、必ず、この話題に戻ってくる。
その時に一緒に解決すればいいだけ。焦らなくてもよい。
相談者の話していることが難しければ、素直に聞く。
専門用語、業界用語などわからない言葉があれば、素直に聞いてみる。
相談者も、自分のことをわかってくれようとしていると、好感的に感じてくれる。
自分が感じたことは、相談者に確認をしながら進める。
話の内容にずれがあったら、都度修正、すり合わせていく。
⇒これが主訴となり、今後の目標となる。