キャリアコンサルタント試験に向けて、勉強中です。
理論家が覚えられないので、主要な理論家の特徴をキーワードに絞って、まとめてみることにしました。
このページは、バンデューラさんです。
キーワード
社会的学習理論、モデリング、自己効力感
バンデューラさんは、観察学習(モデリング)を重要な学習理論として位置づけ、「社会的学習理論」を提唱しました。
また、「自分で物事が実践できる・コントロールできるという思い」を自己効力感として、定義しました。
モデリング(観察学習)
モデリングとは、他者を観察して、ある行動を学習することを指します。(他者=モデル)
自らが直接経験するだけではなく、他人の行動を観察して真似る、観察学習:モデリングを重要な学習理論として位置づけました。
ボボ人形実験
お手本役の大人がボボ人形を攻撃的に扱う姿を見せた幼児は、攻撃的な行動を取るようになった実験。
モデリングの4つの過程
モデリングは、「注意過程」「保持過程」「運動過程」「動機づけ過程」の4過程がある。
過程 | 内容 |
注意過程 | モデルの行動に注意を向け、観察する過程 |
保持過程 | 注意過程で選択したモデルを記憶の中に保持するために頭の中でリハーサルする過程 |
運動再生過程 | 見て覚えたことを実践する(真似る)過程 |
動機づけ過程 | 習得した行動を実践するかどうかを決定する過程(周りの反応が大きく影響を与える) |
自己効力感
自己効力感(物事が実践できる・コントロールできるという思い)を高めるために4つの情報源がある。
情報源 | 内容 |
遂行行動の達成 | 自分の力でやり遂げたという経験 |
代理的経験 | 他者の体験を見聞きしたり、観察したりする経験 |
言語的説得 | 周囲の人から繰り返し励ましサポートを受ける経験 |
情動喚起 | 身体や精神に起きた感情の変化 |
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