このページでは、ブロックチェーンの概要について、記載しています。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンとは、「データ改ざんが困難なネットワークの仕組み」です。
ブロックチェーンネットワークにデータを書き込んでおけば、永久的に、データ内容を改ざんされることは、ほぼ、ありません。「ほぼ」というのは、「理論上は」データ改ざんが可能だからつけています。
ブロックチェーンへのデータ書き込みの流れを、関連用語も踏まえて、説明します。
ブロックチェーンの概要
まず、ブロックチェーンネットワークですが、不特定多数のパソコンの集合体です。これは、特定企業や団体のパソコンではなく、誰でもその集合体に参加することができ、ブロックチェーンの一角を担うことができます。
書き込みの流れ
利用者がブロックチェーンネットワークにデータを書き込む際は、ネットワークに参加しているパソコンのどれか1台に書き込みを行います。(図の①部分)
書き込まれたパソコンは他のパソコンにも書き込み、それが連鎖します。(②部分)
参加している大半のパソコンに書き込まれたら、書き込みは完了です。(③部分)
考え方はかなり簡単です。
なぜ、改ざんが困難なの?
データの改ざんが困難なのは、パソコンそれぞれで、データ内容をチェックしあってるからです。
ブロックチェーンネットワークが採用している技術にもよりますが、基本は、多数決でデータ内容があってるかどうかを判定します。
一部のデータのみが違っていれば、そのデータは改ざんされたデータとみなされますので、ブロックチェーン内のデータの改ざんは困難です。
改ざんは、やろうと思えばできるが、現実的に無理
先ほどの章でも少し書きましたが、データ内容のチェックは、多数決で行っております。
ですので、大多数のパソコンを乗っ取り、データを改ざんすれば、「理論上は」改ざんできます。
ただ、無数にあるパソコンを乗っ取るのは不可能ですし、ブロックチェーンネットワークに参加しているパソコンがどこにあるかもわかりません。
データ改ざんを行うには、かなり多くの手間(パソコンがどこにあるかの調査やパソコンの乗っ取りなど)がかかるので、現実的には無理ですね。(≒やるだけの価値が無い)
ブロックチェーンの関連用語
ブロックチェーンを関連の用語で、よく見かけるものを簡単に説明します。
用語 | 意味 |
スマートコントラクト | ブロックチェーンにデータを書き込むプログラム (多くは、Solidityで開発) |
NFT | Non-Fungible Tokenの略。唯一無二なものを扱うデータ (デジタルアートや会員証など) |
暗号通貨 | NFTに対して、FT:Fungible Tokenと呼ばれる。 ブロックチェーン内のデータを通貨として扱っている。 (ビットコイン、イーサリアムなど) |
ブロックチェーンに関しては、以上です。参考になりましたら、幸いです。