このページでは、メタバーについて、説明しています。
(目次)
メタバースとは?
メタバースとは、仮想空間のことですが、2023年3月現在、明確な定義がされておらず、運営する会社によって、定義がバラバラな状態です。利用する側にとっても「メタバースとは何なのか?」がわかりにくくなっています。
このページでは、メタバースがどういうものなのかをイメージするために、どのような要素がそろっていれば、メタバースと言えるのか検討要素を説明していきます。
メタバースを考える上での検討要素
メタバースの検討要素は、次の4つです。
No | 条件 | 内容 |
1 | 必須 | 仮想空間上に存在する |
2 | 必須 | アバター(仮の自分、分身)として仮想空間に参加できる |
3 | 意見分かれる | VRゴーグルを使用するかどうか? |
4 | 意見わかれる | 3Dで表現されている環境か? |
1)仮想空間上に存在すること
仮想空間上に存在することは、メタバースと言うためには必須です。ここは検討の余地がありません。
2)アバターとして仮想空間に参加できること
アバターとは、仮の自分・分身といった意味です。
映画「マトリックス」もメタバースの世界観なので、マトリックスの登場人物:キアヌリーブスで考えてみましょう。
サラリーマン風の恰好をしていたのが現実の自分です。(本名:アンダーソン)
黒い服を着て、異次元な動きをしていた方がアバターです。(アバター名:ネオ)
アバターを介して操作することに関しては、どのメタバース環境でも実現されています。メタバースと名乗るためには、アバターでの操作は必須と考えられます。
3)VRゴーグルを使用するかどうか?
VRゴーグルを使用するかどうかは、運営会社によって、考えが異なります。
米Meta社(前Facebook社)が考えているメタバースは、VRゴーグルを使用した仮想空間環境をメタバースと呼んでいるようです。(参考:Meta Quest 2)
ただ、マイクロソフトのゲーム:マインクラフトやFPSゲーム(一人称視点ゲーム)のフォートナイトもメタバースとして広く認知されていますが、これらはVRゴーグルを使用しません。
メタバースと言うとVRゴーグルをイメージしてしまいますが、必ずしもVRゴーグルは「必須」とまでは言えないようです。
4)立体3Dで表現されている環境か?
3Dが必要か?についても、運営会社によって、考えが異なります。
メタバースと聞くと、どうしても3D空間をイメージしてしまいます。前章のメタ・マインクラフト・フォートナイトは、どれも3D空間です。
ただ、バーチャルオフィスの「oVice」や任天堂ゲームの「あつまれ動物の森」は、2Dに近い環境です。
こういった2D環境もメタバースとして、認知されています。メタバースを名乗る上では、必ずしも3Dである必要はなさそうです。
仮想環境上にアバターがいれば、メタバース!
上記を踏まえると、仮想環境上にアバターを使って活動できれば、最低限「メタバース」(広義のメタバース)と名乗ることはできそうです。
考えが食い違ったら、定義をしっかり合わせよう!
ただ、「3Dじゃなければ、メタバースではない!」とか「VRゴーグルを使わないとメタバースではない!」と考える人や会社もあるので、その場合は、その人たちとメタバースの定義をしっかり合わせることが大切です。
2023年時点では、考え方次第で、どれも正解ですので、話し合いましょう!
メタバースに関する説明は以上です。お役に立ちましたら、幸いです。