キャリアコンサルタント試験を受験する際、たくさんの理論家が出てきて、覚えきれないと思います。
このページでは、主要な理論家の特徴をキーワードに絞って、まとめております。
特徴をうまくつかんで、受験に活かして頂ければ、幸いです。
このページは、ホールさんです。
キーワード
ホールさんのキーワードは、以下の6つです。
| 関係性アプローチ |
| プロティアン・キャリア |
| 主観的キャリア、客観的キャリア |
| アイデンティティ |
| アダプタビリティ |
ホールさんのポイント
ホールさんは、キャリアは、行動と態度から構成されいくと考え、
キャリアを捉えるには、主観的なキャリア(働く価値観・動機)と客観的なキャリア(履歴書に書ける職歴など)の双方を考慮する必要があると唱えました。
また、キャリアは他者でなく自己で評価するものであり、他者との関係において、相互に学び合うことで形成されていくものとしています。このことを関係性アプローチと言います。
関係性アプローチを行っていけば、相手との相互依的な人間関係を学ぶことができ、変幻自在なキャリア(プロティアンキャリア)を築くことができると提唱しています。
キャリアの定義
ホールさんは、キャリアを以下のように定義しています。
| ①キャリアには、早いも遅いもない。 |
| ②キャリアは本人が評価するもの。他者に評価されるものではない。 |
| ③主観的/客観的 双方のキャリアを考慮する必要がある。 |
| ④キャリアは、仕事に関する経験の連続(プロセス)である。 |
プロティアン・キャリア
プロティアンとは、ギリシャ神話に登場するプロテウスのことで「変幻自在」を意味します。
プロティアン・キャリアを形成するためには、アイデンティティとアダプタビリティのメタ・コンピテンシー(学ぶ力)が必要としています。
| 軸 | 内容 |
| アイデンティティ | 自分の価値感・興味・能力及び 過去現在未来の自己概念から構成される考え方 |
| アダプタビリティ | 適応コンピタンス×適応モチベーションで表されます。
適応コンピタンスは、以下3つで構成されます。 適応モチベーションは、適応コンピテンシーを発達・応用しようとする意思 |
キャリアコンサルタント試験の運営団体
キャリアコンサルタント試験は、以下の2団体が運営しています。
| 日本キャリア開発協会(JCDA) |
| キャリアコンサルティング協議会 |
違いは、こちらのページにまとめてあります。



