2024年12月31日（火）己巳～「嶺頭の畠」に見える新年への希望～

大晦日に迎える己巳の日、どのように過ごせばよいでしょうか？

2024年12月31日は干支「己巳（つちのとみ、きどのみ）」の日です。

この干支は「己（土性・陰）」と「巳（火性・陰）」が組み合わさり、「嶺頭の畠（れいとうのはたけ）」という別名で知られます。この名前には、乾いた高地の畑で粘り強く育つ植物の姿がイメージされ、頑張り抜く力や新しい生命を育む希望が象徴されています。

大晦日という節目に、己巳のエネルギーを活かして新たな年の計画を立てる最適な一日です。

（目次）

己巳の意味と特性

己は「平地や田園」を象徴し、蓄積や堅実な基盤を作るエネルギーを持つ干です。柔らかい土のように受け入れる力があり、物事をコツコツと積み重ねる特性を持ちます。感情的に安定しており、周囲に愛情深く接することができます。

巳は「灯火や燃える炎」を象徴し、情熱と内に秘めた強さを持つ支です。また、十二支の中では初夏を司り、成長のエネルギーが感じられます。

この干支は「嶺頭の畠」という別名を持ちます。この名前が示す通り、困難な環境でも育つ強い植物を象徴し、逆境の中でも着実に努力を重ねる力を持つ日です。特に粘り強さと慎重さが重要とされる干支です。

己巳の「土」のエネルギーは堅実さを求めます。今年の出来事を振り返り、感謝の気持ちを大切にしましょう。感謝の心は新年に向けたポジティブなエネルギーを生み出します。

日記やノートに「今年のよかったこと」「改善したいこと」を書き出してましょう。

巳の「灯火」のようなエネルギーを意識し、目標を明確にしましょう。大きすぎる目標ではなく、達成可能な範囲で計画を立てるのがポイントです。

毎日10分の運動を習慣化してみたり、何か新しいスキルを1つ習得する目標を立てたりするのもいいですね。

己巳のエネルギーには「育む」特性があるため、家族や友人と過ごす時間が良い運気を生みます。簡単な食事を囲んで、穏やかに年末を締めくくりましょう。

家族と一緒に手料理を楽しみ、リラックスした時間を作るなんて、どうですか？

冬の空の下、枯れた草が一面に広がる高地の畑。畑の中央には一本の松の木がそびえ立ち、太陽の光を反射するように雪がちらついています。遠くの山々の稜線が静けさを強調し、辺りには冷たい空気が漂います。しかし、地面には小さな芽吹きが見え、やがて訪れる春の兆しを感じさせます。

この風景は、己巳が持つ「粘り強さ」と「希望」を象徴しています。大晦日という節目に、過ぎた一年を振り返り、次の年に向けた新しい目標を静かに描いていく力を感じてほしいと思い、この情景を選びました。冬の冷たさの中にも、確かな再生の息吹が感じられる一日をイメージしました。

2024年最後の日、己巳のエネルギーを活かし、ゆったりと自分や家族と向き合う時間を大切にしてください。この日が、新年への明るいステップとなりますように。

本日の干支は、Youtubeでもお話ししております。