陰陽五行の世界
陰陽五行・在り方

2024年12月21日(土)己未 ~「冬の豊穣、心静かに実りを育む日」~

2024年12月21日(土)は「己未(つちのとひつじ、きどのひつじ)」の日。

十干の「己」と十二支の「未」が組み合わさった干支で、別名は「稼穡(かしょく)の豊穣」。

この日は、粘り強さと堅実な積み重ねの象徴でもあり、心静かに冬の終わりに向けた豊穣を感じさせる日です。

12月下旬ともなれば、1年の締めくくりを意識する季節。己未のエネルギーを意識しつつ、年末へ向けた計画や内省を深めると良いでしょう。

 

己未の特徴

「己」は五行では土性を表し、平地や田園を象徴します。

堅実で粘り強く、愛情深い性質を持つのが特徴です。己は物事をコツコツと積み重ね、人や作物を育てる土壌のように、育成や蓄積に長けています。

  • キーワード: 平和、堅実、育む力、愛情深い

 

「未」もまた、五行では土性を表します。

また、晩夏の終わりを象徴しますが、季節的には冬至に向かうこの時期に置き換えると、冬の静けさの中に眠る生命力の象徴ともいえます。柔和で穏やかですが、内に秘めた粘り強さがあり、周囲と調和を図りながら物事を進める力があります。

  • キーワード: 調和、柔和、穏やか、地道な努力

 

己未の別名と風景

己未の別名は「稼穡の豊穣(かしょくのほうじょう)」。

稼穡とは、農作物の収穫を意味し、己未は豊かな田園や育ち切った作物を象徴しています。この日は、まるで静かに冬を迎える田園風景のように、すでに蓄えられたものを振り返りながら、次の種まきに備える心持ちが大切です。

  • 風景イメージ: 冬の終わりの田園に静かに降り立つ薄雪。その下には、豊かな土が次の春を待ちながら眠っています。冷たい空気の中、地道に次の実りへと繋がるエネルギーが静かに満ちています。

 

己未の日をどう過ごすか

1. 内省と計画を大切にする

己未の日は、堅実で地道な努力が報われる日です。今年の成果を振り返り、これからの目標や計画を静かに見直しましょう。手帳や日記を開き、来年の目標を具体的に書き出すことで、己のエネルギーを最大限に活かせます。

焦らずゆっくりと物事に向き合いましょう。冬の静けさに包まれながら、自分自身を見つめ直す時間が大切です。

2. 家庭や身近な人との時間を大切に

己未は「家庭的な愛情奉仕」を象徴する日でもあります。家族や身近な人と一緒に過ごす時間を大切にし、感謝の気持ちを伝えることで心が安らぎます。年末の大掃除を少しずつ始めたり、温かい料理を作って心を通わせるのも良いでしょう。

年末の忙しい時期だからこそ、大切な人に感謝の気持ちを言葉で伝えてみましょう。温かな交流が心を満たしてくれます。

3. コツコツとした作業に取り組む

この日は「地道な積み重ね」が開運の鍵となります。勉強や仕事、趣味の時間に集中して、小さな一歩を着実に踏み出しましょう。年末の片付けや整理整頓も、己未の土のエネルギーと相性が良く、心身ともにスッキリします。

不要なものを手放し、次の新しい始まりに備えましょう。物理的な整理だけでなく、心の中の整理も意識してみてください。

 

季節感: 12月下旬の冬至前

12月21日は、冬至が近づく時期です。一年で最も夜が長い日を迎えようとする中、自然界も静けさを増し、新たな生命力を内に秘めています。寒さが厳しくなる一方で、静かに力を蓄える冬の風景には、己未の「育む力」が重なります。

 

今日の干支を象徴する風景イメージ

雪が静かに積もる広大な田園風景。白い雪の下には、春を待つ豊かな土が眠っています。冷たい風が吹く中、遠くに小さな農家の家が見え、窓からは温かな光が漏れています。冬の静けさと、次の実りへの希望が共存する光景です。

 

まとめ

己未の日は、コツコツとした積み重ねが実を結ぶ日。冬の終わりを迎え、来年への新たなスタートに備えて内省し、自分の心を整えましょう。静かに力を蓄えながら、大切な人との絆を深めることで、穏やかな一日を過ごすことができます。

今日を一言で表すなら「静かな冬の豊穣、心を育む日」。

この風景が、あなたの心に穏やかな希望を灯し、来る新年へ向けての力となりますように。

本日の干支は、Youtubeでもお話ししております。